唯識06　1980年10月22日

日時：1980（昭55）年10月22日
場所：光西寺
講師：仲野良俊（なかの りょうしゅん）1916（大正5）年～1988（昭和63）年。
テキスト：選註　成唯識論　太田久紀　編註

御遠忌　往相　浄土に行くにはこの道しかない

御誕生　還相　仏の世界から来られた

往相回向の利益には　還相回向に回入せり

相分　対象
見分　作用
損だと思っている心が起こっている。

一切皆苦

縁起無我

空　なんでもない

三法印　諸行無常・諸法無我・涅槃寂静　　一切皆苦

八不　　生　滅　常　断　一　異　来　去
唯有識　無外境

損減　増益

なぜ念仏がいるのか

善導の、「自身はこれ現に罪悪生死の凡夫、曠劫よりこのかた、つねにしずみ、つねに流転して、出離の縁あることなき身としれ」（散善義）という金言に、すこしもたがわせおわしまさず。されば、かたじけなく、わが御身にひきかけて、われらが、身の罪悪のふかきほどをもしらず、如来の御恩のたかきことをもしらずしてまよえるを、おもいしらせんがためにてそうらいけり。『歎異抄』P640