• 大分県津久見市にある真宗大谷派の寺院です。

唯識08 第十八頌 縁

日時:1980(昭55)年12月22日
場所:光西寺
講師:仲野良俊(なかの りょうしゅん)1916(大正5)年~1988(昭和63)年。
テキスト:選註 成唯識論 太田久紀 編註

札幌 本願寺派 大谷派

清沢満之

維新

教学

近代 個の自覚

現代 社会

菩薩道

P167 後4行目

唯識 迷いを明らかにする

三界
・欲界 地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天
・色界 第一禅天・第二禅天・第三禅天・第四禅天
・無色界 空無辺処・識無辺処・無所有処・非想非非想処

七転識
眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識・末那識

阿頼耶識

心所 六位五十一

三性 善・染・無記 (遍計所執性・依他起性・円成実性)

熏習くんじゅう

種子 現行

1980年12月22日-1

四縁 (1)因縁 (2)等無間縁 (3)所縁縁 (4)増上縁

連想

(3)所縁縁

見相二分 見(作用)相(対象)


それ、真実の教を顕さば、すなわち『大無量寿経』これなり
夫顕真実教者則大無量寿経是也 P152

いかにいわんや、十方群生海、この行信に帰命すれば摂取して捨てたまわず。かるがゆえに阿弥陀仏と名づけたてまつると。これを他力と曰う。
 ここをもって龍樹大士は「即時入必定」(易行品)と曰えり。曇鸞大師は「入正定聚之数」(論註)と云えり。仰いでこれを憑むべし。専らこれを行ずべきなり。P190

念仏 我々の上に菩薩道を開かれた

(4)増上縁

1980年12月22日-2

五根(ごこん) 信・精進・念・定・慧

それ以みれば、信楽を獲得することは、如来選択の願心より発起す、真心を開闡することは、大聖矜哀の善巧より顕彰せり。P210

「涅槃」をば、滅度という、無為という、安楽という、常楽という、実相という、法身という、法性という、真如という、一如という、仏性という。仏性すなわち如来なり。この如来、微塵世界にみちみちたまえり。すなわち、一切群生海の心なり。この心に誓願を信楽するがゆえに、この信心すなわち仏性なり。仏性すなわち法性なり。P554

しかれば、如来の真説、宗師の釈義、明らかに知りぬ、安養浄刹は真の報土なることを顕す。惑染の衆生、ここにして性を見ることあたわず、煩悩に覆わるるがゆえに。『経』(涅槃経)には「我、十住の菩薩、少分仏性を見ると説く」と言えり。かるがゆえに知りぬ、安楽仏国に到れば、すなわち必ず仏性を顕す、本願力の回向に由るがゆえに。また『経』(涅槃経)には「衆生、未来に清浄の身を具足荘厳して、仏性を見ることを得」と言えり。P322

本懐

三願的証さんがんてきしょう 11・18・22願

しかるに、覈にその本を求むれば、阿弥陀如来を増上縁とするなり。P194

良に知りぬ。徳号の慈父ましまさずは能生の因闕けなん。光明の悲母ましまさずは所生の縁乖きなん。能所の因縁、和合すべしといえども、信心の業識にあらずは光明土に到ることなし。真実信の業識、これすなわち内因とす。光明名の父母、これすなわち外縁とす。内外の因縁和合して、報土の真身を得証す。P190

1980年12月22日-3

五色根 眼根・耳根・鼻根・舌根・身根
男女二根
命根
意根
五受根 憂受・喜受・苦受・樂受・捨受
五根 信・精進・念・定・慧
未知當知根
已知根
具知根

(1)随説因
(2)観待因
(3)牽引因 未成熟
(4)生起因 已成熟
(5)攝受因
(6)引發因
(7)定異因
(8)同事因
(9)相違因
(10)不相違因

1980年12月22日-4