2022年5月28日 13時 法話を聞く会の時に視聴しました。
お変わりありませんか
藤原鉄乗 明治12年1月27日生まれ。早大在学中に清沢満之(まんし)の影響をうけ浩々洞同人となり,明治44年真宗大谷派から出家。昭和50年2月16日死去。96歳。新潟県出身。
相続する
死を忘れるとき生活は浮(う)き 死に怯(おび)えるとき生活は沈(しず)み 死を観(みつ)めるとき生活は輝(かがや)く 池田勇諦
彼岸 = 浄土
此岸 = 穢土
1. 死後の浄土 転生 他界(逝去 永眠) 霊魂があるとかないとかでない 不説
2. 心境の浄土 人間は心の持ち方
3. 理想の浄土 理想の世界をこの現実に実現する
親鸞聖人が願われた浄土
「仮」の世界 偽(とどまれば虚偽になる) 通路(真実に触れる通路)
報土 本願に報(むく)い現れた国土 本願の働く領域
善導大師 帰去来(いざいなん) 晋(しん)の詩人 陶渕明(とうえんめい)
「帰去来、魔郷には停まるべからず。」 321頁
「帰去来、他郷には停まるべからず。仏に従いて、本家に帰せよ。」 355頁
さあ帰ろう 故郷へ
未来 本来
過去 → 現在 → 未来
未来 → 現在 → 過去 (真実の時間の流れ)
「来生の開覚は他力浄土の宗旨、信心決定の道なるがゆえなり。」 『歎異抄』第15条 636頁
「来生」ということは純粋未来だ 曽我量深 純粋とは分別以前
未来志向 本来志向
<休憩>
彼岸 浄土は自我の彼方(かなた)
行き先を告げずに友は逝きました。 川柳
仏法で問題を解決するんじゃない。できない。
できないということに気がつくと、問題の中に仏法を見出すのです。
法性法身 方便法身
法(ほっ)身(しん) 法の身 自我の私が生きとるんじゃない
南無阿弥陀仏とは、昔から親様という親しい言葉で呼ばれてきている。真実の親様